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着物好きが育てたら、着物好きな娘になったので…

今度は着物好きの息子を育てようと企んでいます。娘に着物を着せたくて、独学で和裁を始めました。子どもの浴衣や着物のことや、着物でのお出かけなどについて書いていこうかなと思います。和裁についてはまったくの独学なので、おかしなところもあると思います。参考にされる場合はご承知くださいませ。

第65回竺仙展に行ってきました! その1

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2019年1月11日~12日に第65回竺仙展が浅草の台東館で開催されました。

 

65回目ということは、第1回は1955年(昭和30年)に開かれたということですよね。そして今回が平成最後の竺仙展ということになるんですね。歴史を感じますね~。

 

竺仙の今年のテーマはまぼろしの江戸』だそうです。

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竺仙さんといえば、江戸小紋なども取り扱っておられますが、やっぱり本格的な浴衣で有名です。

 

このブログでもたびたびご紹介している、憧れの竺仙浴衣 (´▽`*) です♥

 

竺仙さんのメルマガを購読していたら、思いがけず、竺仙展のご案内を頂きました。

 

日本一早い浴衣受注会とも言われる「竺仙展」です。やっぱり浴衣をお仕立てしたい!ということで、気合を入れて選びに行ってまいりました!

 

浴衣を仕立ててもらうのは、8年ぶりぐらいでしょうか(ちなみに、竺仙さんの浴衣ではありません)。

 

午前11時から、着物スタイリストの大久保信子先生のトークショーがあるというので、何とか間に合うように出かけました。

 

浅草駅についたら、初雪がちらついていました。着物で雪の浅草を歩くってのもなかなかないな~などと思いつつ、急ぎ足で会場に向かいました。

 

11時ちょっと前に会場の産業センター台東館に到着です。

 

結構広い畳敷きの会場でした。

 

大久保先生のトークショーがとても楽しくて、勉強になったので、感想などをまた別のエントリーでご報告しようかと思います。

 

広々とした会場には、コーマ地の浴衣から、綿紅梅、綿絽、綿紬、奥州小紋、松煙染め、絹紅梅、麻の着物、江戸小紋、紅型、型絵染の帯、手描きの帯に、実演コーナーなど竺仙のすべてが集結 (*´▽`*) 

 

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右が竺仙の浴衣です。この深い紺色を染められるのが竺仙ならではだそうです。

 

こんな感じで、竺仙ワールドに思う存分浸ってまいりました。眼福とはまさにこのことです。あ~幸せ~。

 

竺仙の社員さんによると、竺仙展は新作展示会ということもありますが、何しろ、これだけの製品を一つの会場に持ち込むことは1年に一度しかないそうで、何だか社員さんも皆様ニコニコ楽しそう。みなさん竺仙がお好きなんですね (^-^)

 

実際、浴衣地も含めた反物たちは、これから年間を通して日本全国のデパート催事などに散らばってしまうのだそうです。

 

よーし、浴衣を選ぶぞ~。

 

なお、発表前の反物は撮影が禁止されておりますので、反物の画像はありません。

 

一通り見て回って、どれも素敵ですがやっぱり気になったのが、前々から目をつけていた「奥州小紋」と「松煙染め小紋」です。

 

どちらも生地は同じなのだそうです。

 

松煙染小紋に使用しております、奥州絣生地は紬糸を使用しているにもかかわらず、紬番手の糸を織り込み、更に絣糸を使用した見た目と異なるしなやかな織物です。
この素材を使用して小紋染めした品が奥州小紋で、昭和30年代に竺仙が開発そして名づけたものです。   

https://www.chikusen-onlinestore.jp/SHOP/TM191.html(竺仙公式サイト)

 

灰色というか、茶色というか、不思議な色合いに織られた生地で、素朴な風合いが硬そうに見えるのに、しなやかな手触りなのです。

 

そして、松煙染めのべんがら染めが、カラフルだけど灰色がかった感じでとても素敵でした。

 

☟こちらはブルー

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【反物】女性 『松煙染小紋』輪つなぎ ブルー 竺仙オンラインストアー

 

これに決めた!(柄は上の画像とは違いますよ~)

 

とはいえ、いくつかある色柄のうち、2~3までは絞り込みましたが、どれにしようかなかなか決められません (>_<)

 

ああ、悩むなああ。おねーちゃーーん!!

 

姉を誘ったのですが都合が合わず、一人で来ていたので、こんなとき、やっぱり客観的な第三者の意見が欲しくなるところです。

 

他の来場者は、どうも着付けの先生と生徒さんや着物屋さんとお客さんといったグループが多いようで、「これなんか素敵よ~。」なんて和気藹々としていて、ちょっと羨ましくなってしまいました。

 

「あーどーするかなー。」と、ひとり寂しく選んでいたら、松煙染めの説明をしてくれた社員さんが、「お客様の雰囲気ならこっちがいいんじゃないですか。」と声をかけてくれました。

 

「やっぱりそう思います?! じゃあ、こっちで!」

 

背中を押してもらってやっとこ決定です (´ー`)

 

松煙染め小紋は、襦袢と合わせて単衣の着物としてもよし、もちろん浴衣として着てもよしでこの夏大活躍してくれるはずです。

 

夏用の襦袢は持っていますが、ちゃんとマイサイズで仕立てたのはポリエステルの絽の襦袢で、暑いから最近は全然着ていません。

 

今回のお仕立てに合わせて麻の襦袢もお願いすることにしました。

 

反物はこれから染めるので、染め上がるのが5~6月頃とのことで、今から楽しみです♪

 

来年も行きたい竺仙展♪ 竺仙展貯金しないと。