着物好きが育てたら、着物好きな娘になったので…

今度は着物好きの息子を育てようと企んでいます。娘に着物を着せたくて、独学で和裁を始めました。子どもの浴衣や着物のことや、着物でのお出かけなどについて書いていこうかなと思います。和裁についてはまったくの独学なので、おかしなところもあると思います。参考にされる場合はご承知くださいませ。

5歳娘がお針をしてみたいと言い出した。いつか娘に伝えるため母はついに和裁教室へ。

 

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平成30年も9月に入りました。5月にブログを始めて以来、毎月25記事を目標に継続すること4か月。

 

ついに100記事を達成しました! ぱちぱち👏 めでたい。頑張った。

 

普段は、独学の和裁でちくちくと縫った子どもの浴衣などについて中心に書いており、あまり長文を投稿することはありません。

 

これまで、50記事を達成した時にだけ、随筆風なものを書いてみました。このブログのタイトルにもあるように、我が子も着物好きになってくれたらいいな~という思いを綴ったものです。

tsupiccoro.hatenablog.com

 

100記事達成を記念して、またちょっと随筆風に近況も含めてつらつらと書いてみたいと思います。

 

今回は「和裁」について。

 

「和裁」は、「和服裁縫」の略語だそうです。明治期ぐらいまでは、裁縫といえば今の和裁だったのですが、全く異なる裁ち縫い方をする洋服が入ってきて、大正期頃に「洋服裁縫(=洋裁)」と分けるために「和裁」という言葉が生まれたのだそうです(Wiki情報)

 

和裁の特徴というと、だいたい以下のようなものでしょうか。

  • 主に手縫い
  • 主に38cmぐらいの幅の反物を使用する ※現在は、背の高い人向けに「キングサイズ」「クイーンサイズ」もある
  • 主に直線裁ち、直線縫い
  • 身体に合わせたパターンで作らず、着付けで調整する
  • 「くけ縫い」、「きせ」など和裁独特の方法で、なるべく縫い目を隠す
  • 解いて縫い合わせると反物の形にもどせる ※洗い張りをしたり、仕立て直したりするため
  • 解くことを前提にしているので、解きやすい縫い方になっている

 

昔は、絹はもとより、木綿だって麻だって、生地は貴重だったので、季節ごとに裏地を付けたり剥がしたり、汚れたら洗い張りしたり染め替えたり、仕立て直して使い続ける知恵の結晶が和裁という形になったのだと思います。

 

もちろん昔から専門の和裁職人さんはいましたが、家庭でも、着物が一通り縫える必要があったため、女性はおばあちゃんやお母さんから教わったり、学校で習ったり、家庭和裁の技術を習得したようです。

 

現代では、着物は日常着る物ではなくなったので、家庭で着物を縫ったり仕立て直したりする必要はなくなりました。

 

縫い物が女性のたしなみのように語られることに対して、多くの女性が反感を覚えた時代ですら、もう今は昔です。

 

(いまだにボタンつけすらしない男性も多いようで、「ボタンぐらい自分でつけます」という男性芸能人の話題がニュースになったりするのですが…)

 

和裁の技術は、専門の職人である和裁士さんが脈々と受け継いでいるので、和服がなくならない限りは和裁が消滅する心配はないでしょう。

 

でも、残念ながら、家庭和裁はほぼ絶滅したのではないかと思います。

 

実際、私は母や祖母から和裁を習うことはできませんでした。今は亡き祖母は明治の生まれで和裁学校にも通っていたそうですので、着物は縫えましたが、どちらかというとミシンで洋服を縫う方が好きだったようです。

 

母もブラウスを縫ったり編み物をしたりハンドメイド好き、着物を着るのも好きで最近はこぎん刺しにはまっていますが、和裁の知識は全くないので、浴衣を縫ってもらったこともありません。戦後、着物がどんどん廃れていった時代を生きてきた人です。

 

もちろん、私の世代でも、おばあさまやお母さまが和裁をされていて、古い着物を仕立て直して着せてもらったとか浴衣を縫ってもらったという人はいます。

 

自分に娘が生まれて初めて、そういう着物にまつわる素敵なエピソードにずっと憧れていたことに気づきました。

 

私が娘に着物を縫ってあげたら、娘には、着物を縫う母親の記憶が残るなんていいかも~と思ってせっせと縫っています。

 

和裁については、娘に教え込もうと思ったことはなかったのですが、娘が最近しきりに「お針をしてみたい」と言いだしてびっくりしています。私がよほど楽しそうに縫っているのでしょうか。。

 

まだ5歳ですから、もう少しお姉さんになってからですが、母から娘へ家庭和裁のようなものが受け継がれるってなんだか素敵です♪

 

ところが、実は私、運針があやしい…恥ずかしながら指ぬきが苦手でちょっと変な縫い方をしていました。

 

これではまずい!娘にちゃんと教えてあげられない!

 

焦った私は、今さらながら、ついに近所で見つけた和裁教室に通い始めました。

 

その和裁教室は、古希を迎えられる先生が優しく教えてくださり、「何でも好きな生地で好きな物を縫っていいですよ」というのが基本スタンスなので、ありがたいです。

 

運針ができるまで雑巾を100枚縫いなさいと言われることもなく(びびりすぎです)、現在、ほんわかムードのお教室で、自分の浴衣をちくちく縫っています。

 

まずは浴衣から始めて、そのうち袷(あわせ)の着物も縫っていきたいと思います。袷も自分でいくつか縫ってみたことがありますが、やはり細かいところに限界を感じていました。

 

来年は娘ちゃんの7歳のお祝いがあります。3歳の祝い着はお仕立てしてもらいましたが、7歳の晴れ着は自分で縫いたいという密かな野望があります。

 

来年の今頃には、自分で縫った娘の晴れ着についてこのブログでご報告できることを願いつつ、他にも作りたいものをじゃんじゃん作っていきたいと思います!