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着物好きが育てたら、着物好きな娘になったので…

今度は着物好きの息子を育てようと企んでいます。娘に着物を着せたくて、独学で和裁を始めました。子どもの浴衣や着物のことや、着物でのお出かけなどについて書いていこうかなと思います。和裁についてはまったくの独学なので、おかしなところもあると思います。参考にされる場合はご承知くださいませ。

赤ちゃん浴衣(一つ身)を作る Day3

 

3日目のメニューです。

 

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胸ひもを縫う 

何故胸ひもからなのか!手縫いが久しぶりという方もおられるのではと想定して、まずは胸ひもで指慣らしをおすすめします~。

もちろん、後で胸ひもを衿に縫い付ける直前に縫ってもいいのですが、浴衣づくりも最終盤にさしかかっているあたりで、胸ひもを縫うのってなんだか面倒な感じがするのです。

あらかじめ作っておくと、ささっと縫い付けられて気持ち的に楽ですので、ぜひ最初に縫っておくことをおすすめします。

 

縫い方はいたって簡単です。

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胸ひもの縫い方(青:待ち針を打つところ、赤:縫い目)
  1. 生地を中表に半分に折る。
  2. 青印の位置に待ち針を打つ(両端⇒真ん中⇒さらにその中間の順)。                     縫い代は0.5~1cmぐらいで縫いやすい大きさを自由にとってOKです。
  3. 縫い始めで一針返し縫いをしてから、最後まで続けて縫う。最後も一針返し縫いをしてから玉止めをする。
  4. 定規などを図の右側から差し込んで、布を表返す。
  5. 角の布を針でつまんで引き出す。
  6. アイロンをかけて形を整える。

 

胸ひもに使う生地について

浴衣の胸ひもには、通常、白の綿生地(新もす)を使用します。

ですが、Day2の裁断図の通り生地が余りますので、浴衣と同じ生地(共布)を使用すると、帯の隙間からちょっと見えても恰好悪くなくておすすめです。七五三の着物のような高級な仕立てだと共布が多いですね。

また、1歳ぐらいの小さな赤ちゃんだと帯なしで胸ひもだけでもいいかなと思いますので、浴衣の生地に合いそうなかわいい色柄のダブルガーゼ生地などを使用するのもおすすめです!(帯をするなら共布のほうがおすすめ) 

下の写真の浴衣では、蛍光ピンクっぽい色がかわいい!と思って、モスリン(ウール地)の古布を使用してみました。

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本日はここまでです。

予告:Day4では、いよいよ袖をぬいますよ~

 

 

 記事『赤ちゃん浴衣を作る』へのリンク

赤ちゃん浴衣を作る Day 1 材料と道具の調達

赤ちゃん浴衣を作る Day2 生地の下準備と裁断

赤ちゃん浴衣を作る Day3 胸ひもを縫う

赤ちゃん浴衣を作る Day4 丸み型を作る、袖の印付け、袖を縫う

赤ちゃん浴衣を作る Day5 衽の印付け、褄下をくける

赤ちゃん浴衣を作る Day6 身頃の印付け、脇縫い、かくしじつけ

赤ちゃん浴衣を作る Day7 脇縫い代の始末、身八つ口のかんぬきどめ

赤ちゃん浴衣を作る Day8 前身頃の印付け、衽付け

赤ちゃん浴衣を作る Day9 裾をくける 

赤ちゃん浴衣を作る Day10   衿をつける

赤ちゃん浴衣を作る Day11 衿芯をつける・洗濯止め

赤ちゃん浴衣を作る Day12 衿先止め・衿をくける

赤ちゃん浴衣を作る Day13 袖をつける・縫い代をくける

赤ちゃん浴衣を作る Day14   腰揚げ・肩揚げ・(共衿つけ)

赤ちゃん浴衣を作る Day15(最終日) 胸ひもをつける・紐飾り・背守り