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着物好きが育てたら、着物好きな娘になったので…

今度は着物好きの息子を育てようと企んでいます。娘に着物を着せたくて、独学で和裁を始めました。子どもの浴衣や着物のことや、着物でのお出かけなどについて書いていこうかなと思います。和裁についてはまったくの独学なので、おかしなところもあると思います。参考にされる場合はご承知くださいませ。

こどもの浴衣(四つ身)を作る Day8 裾をくける

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初回投稿日:2018年6月29日

最終更新日:2020年3月21日 

 

 


背縫いと脇縫いの縫い代を切り取る


 

裾をくける前に、背縫いと脇縫いの縫い代を切り取って、三つ折りにしたときの厚みを減らします。

 

縫い代を切り取れるように、背縫いの袋縫いと脇縫いの耳ぐけの時に、裾上2cmを縫わずに残しておきました。

 

・背縫い:こどもの浴衣を作る Day4

・脇縫い:こどもの浴衣を作る Day7

 

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裾を三つ折りぐけ


 


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(1) 両端は額縁に折って待ち針でとめておく。

 

★額縁に折る★

下の図の赤線の位置で三角に折り、さらに青線の出来上がりの線まで折り上げる。

※角がきちんと揃うように、きれいに折ってください。

 

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額縁に折る

 

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(2) 裾の縫い代を三つ折りにして、しっかり折りぐせをつけながら、待ち針でとめる。

※つまみ衽、脇縫い、背縫いのきせが開かないように注意してください。

 

(3) 額物の角から玉結びをした糸を通して、斜めに折り上げた線の真ん中ですくい止めをする。

 

(4) 褄下ぐけの折り目をすくってから、裾を三つ折りぐけにしていく。

 

※すいくいどめの後①から糸を出し、②→③で褄下ぐけの折り目をすくい、④から糸を出して、裾の三つ折りの下をくぐらせて⑤から糸を出す。

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(5) つまみ衽、脇縫い、背縫いのところでは、きせが開かないよう×印になるようにきせ山をすくいながらくける。

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(6) 反対側の額縁も、(1)~(4)と同様に縫って、玉止めを額縁の中に隠す。

 

 

これで裾ぐけまで終わりました。

 

 

次回から衿を縫っていきます。

 

 

 


記事『こどもの浴衣を作る』へのリンク


 

子どもの着物(四つ身)を手作り 

こどもの浴衣を作る Day1 生地の下準備・裁断

こどもの浴衣を作る Day2 胸ひもを縫う・丸み型を作る

こどもの浴衣を作る Day3 袖の印付け・袖を縫う

こどもの浴衣を作る Day4 身頃と衽の印付け・背縫い

こどもの浴衣を作る Day5 つまみ衽を縫う・褄下ぐけ

こどもの浴衣を作る Day6 脇縫い・かくしじつけ

こどもの浴衣を作る Day7 脇縫い代の始末・身八つ口のかんぬきどめ

こどもの浴衣を作る Day8 裾をくける👈いまここ

こどもの浴衣を作る Day9 衿をつける

こどもの浴衣を作る Day10 衿芯を縫い付ける・洗濯止め

こどもの浴衣を作る Day11  衿先どめ・衿をくける・共衿をかける

こどもの浴衣を作る Day12 袖をつける・縫い代をくける

こどもの浴衣を作る Day13 腰揚げ・肩揚げ

こどもの浴衣を作る Day14 (最終日)胸ひもをつける・紐飾り