page contents

着物好きが育てたら、着物好きな娘になったので…

今度は着物好きの息子を育てようと企んでいます。娘に着物を着せたくて、独学で和裁を始めました。子どもの浴衣や着物のことや、着物でのお出かけなどについて書いていこうかなと思います。和裁についてはまったくの独学なので、おかしなところもあると思います。参考にされる場合はご承知くださいませ。

【着物コーディネート帖】竺仙の松煙染めゆかたに、博多織の小袋帯で美術館へ。

f:id:tsupiccoro:20190822235924j:plain

竺仙の松煙染め浴衣

 

大好きな竺仙ゆかたを着て、娘と一緒に六本木の森美術館へ行きました。

 

ざらざらっとした風合いの綿紬の松煙染めの生地に、くすんだパステルカラーのような水色のべんがら染めの浴衣です。

 

縦の縞もようで、かなり小柄な私でも、ちょっとは縦長シルエットに見えるのを期待しつつ。。

 

f:id:tsupiccoro:20190823000509j:plain

 

マイサイズで仕立ててもらったら、内揚げ部分が多くてお腹周りの生地がちょっと分厚い感じです。

 

このように、生地の余り部分を切ってしまうのではなく、内揚げとして縫いこむのが和裁の知恵なのであります。

 

補正いらずです!(ポジティブ思考)

 

そして、仕立て直せば、将来、自分より背の高くなるであろう娘にだって譲ることができます。

 

 

☟一緒にお出かけした娘の様子はこちら。

tsupiccoro.hatenablog.com

 


スポンサードリンク
 

 

 

さて、一緒に仕立てた麻の襦袢を合わせても良いのですが、何しろ暑い暑い暑~い日だったので、今回は浴衣らしく博多織の小袋帯を合わせました。

 

☟小さ目の文庫結びです。

f:id:tsupiccoro:20190823001729j:plain

 

文庫結びは若い人向けという意見もあるかもしれませんが、私はどうも貝の口などの粋っぽい帯結びが似合いません。

 

とにかく背が低いので、多少の華やかさやボリューム感がないと、おばあちゃんぽくなってしまう気がするのです!

 

☟大人っぽい柄の帯で、アラフォーも文庫結びOK!

f:id:tsupiccoro:20190823002227j:plain


そして博多織の帯が結びやすくて好きです。

 

袋帯は、いわゆる半幅帯の一つで、小さな袋帯になっています。

 

袋帯の作り方には2種類あって、①表地と裏地の2枚の生地を縫い合わせる『仕立て袋帯』(現在、主流の作り方)と、②最初から帯幅の2倍の幅に袋状に織る『本袋帯』があります。

 

②は、表地2枚分となり高価(やや不経済ともいえるか…)なため、現在ではあまり作られていません。

 

袋帯は、両端に縫い目が無い分軽く、着付けもしやすいようです。リサイクル品などで状態の良い本袋帯があったら、掘り出し物かもしれませんね~。

 

そして、博多織では、②の本袋帯がまだ普通に作られていて、小袋帯にも本袋帯があります。

 

話が長くなりましたが、今回着用の小袋帯は本袋帯のタイプで、薄くて軽くて締めやすいので一番のお気に入りなのです♪

 

☟お馴染みの献上柄以外もいろいろありますよ~

 

 

 おしまい☆彡