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着物好きが育てたら、着物好きな娘になったので…

今度は着物好きの息子を育てようと企んでいます。娘に着物を着せたくて、独学で和裁を始めました。子どもの浴衣や着物のことや、着物でのお出かけなどについて書いていこうかなと思います。和裁についてはまったくの独学なので、おかしなところもあると思います。参考にされる場合はご承知くださいませ。

【和裁】肩当ての付け方 ~こどものひとえ着物~

 

 

真夏以外は肩当てをつけて、あたたかく。

こどもは暑がりなので、今どきの夏用の浴衣に肩当てをつけることはまずありません。

 

夏以外の季節にも、少し厚めのコットン生地やウール生地で【ひとえ着物】を作ることがあります。

 

さらしで肩当てをつければ、肌寒い季節でも温かく着られておすすめです。

 

肩当ての付け方にもいろいろな方法があると思います。これが正解ということではありませんが、良ければご参照ください。

 

 


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肩当ての付け方 

※以下は、肩当て布に晒(さらし)など並幅(36cm)の反物を使用する場合です。広幅の生地を使うときは、裁ち目の処理が必要な場合があります。

 

一つ身の場合

反物の【耳】が、着物の脇縫い側にくるように、生地を使います。

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着物に縫い付ける時は、脇縫い代に挟み込んで一緒に耳ぐけにしてしまいます。

衿元は、図の赤線のように粗く縫い付けておきます(衿付けで隠れる位置を縫う!)。

 

四つ身の場合

さらし生地(並幅)の裁ち目が、着物の背縫い・脇縫い側にくるように、生地を使います。背中心にあたる部分は、折伏せ縫いで縫い合わせます。

 

方法①脇縫い前に肩当てをつける場合

後幅よりも3cmぐらい長めに裁断した生地を2枚縫い合わせて(背縫い)、脇部分は裁ち目のまま脇縫い代に挟んで一緒に耳ぐけする。

 

方法②脇縫い後(衿付け前)に肩当てをつける場合

後幅よりも5~6cmぐらい長く裁断した生地を2枚縫い合わせて(背縫い)、余りを折ってくける。

 

☟方法②

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折伏せ縫いのやり方

①2枚の布(裁ち目)を0.5~0.8cmずらして縫う

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②一方の縫い代で、もう一方の縫い代をくるむようにして縫う。このとき、裏側の縫い目は1~1.5cmと粗くてよい。表側の縫い目は0.2cmと小さくする。

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☟着物に縫い付けたところ

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☟四つ身の場合は背中心に縫い付ける

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一つ身の場合は、背縫い代がないので背中心は縫い付けなくてOKです。脇と衿で固定されますし、肩揚げでも固定されるので問題ありません。

 

なお、一つ身も四つ身も、肩当ての裾(?)部分は着物に縫い付けたりしませんので、前後ともひらひらと浮いた状態になりますが、これで大丈夫です。

 

☟脇はこんな感じ

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★おまけ★

ブログに載せる裁断図などのイラストは、スケッチブックに鉛筆描きというアナログ作業です。

 

スケッチブックを2冊買ったら、1冊娘ちゃんに取られました。

 

☟右のヨレヨレの方が娘ちゃんのスケッチブック

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隣に座って何やら熱心に描いていると思ったら…

 

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真似っこしていたらしい。。かわいいやつめ (*´▽`*)

 

おしまい☆彡