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着物好きが育てたら、着物好きな娘になったので…

今度は着物好きの息子を育てようと企んでいます。娘に着物を着せたくて、独学で和裁を始めました。子どもの浴衣や着物のことや、着物でのお出かけなどについて書いていこうかなと思います。和裁についてはまったくの独学なので、おかしなところもあると思います。参考にされる場合はご承知くださいませ。

竺仙さんの松煙染小紋が仕立て上がりました。浴衣というより着物です♪

 

ずっと憧れていた竺仙の浴衣を今年初めてお仕立てしました♪

 

お正月の『竺仙展』で選んだ松煙染めの浴衣です。

 

tsupiccoro.hatenablog.com

 

べんがら染めのちょっとくすんだような色がどれも素敵で、かなり悩みましたが、ブルー系の「縞に菊」柄に決めました。

 

竺仙展でお仕立て依頼をしたときには、「これから反物を染めます」とのことでした。

 

GW明けに仕立て上がってきました。

 

☟こちらが余り布です。

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解説文によりますと、『松煙染め』とは、

 

樹脂分の多い松の根を燻した煤を松煙といいます。

この松煙を膠で練り、豆汁に溶いて染めたものが松煙染です。

伝統的な染め方の一つである「引き染め」による松煙染に手注しで彩色を施しました。

「『志ぶ味』の竺仙」と定評をいただいておりました当時を彷彿とさせる味わいの夏のおしゃれ着です。

 

☟この反物です。

 

『志ぶ味』(←この当て字がまたいいですねー)の竺仙だそうで、ちょっとくすんだ感じの風合いが素敵です♪

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☟広衿仕立てにしていただきました。

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はて、何やら独特な臭いがします。

 

上の解説文にも、煤(すす)やら膠(にかわ)やら豆汁やらとありますが、べんがら染めでもありますので、そのあたりの臭いなんですね、きっと。

 

着用前に少し長めに陰干しして、臭いを飛ばしておいたほうが良さそうです。

 

おまけで、竺仙の浴衣地を使った団扇と、一筆箋をいただきました♪

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さすが渋い! 素敵! 

 

この団扇を持って花火でも見たい。う~ん、これぞ日本の夏ですね~。

 

早く着たいなー。

 

さて、どこに着て行こうかしら!