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着物好きが育てたら、着物好きな娘になったので…

今度は着物好きの息子を育てようと企んでいます。娘に着物を着せたくて、独学で和裁を始めました。子どもの浴衣や着物のことや、着物でのお出かけなどについて書いていこうかなと思います。和裁についてはまったくの独学なので、おかしなところもあると思います。参考にされる場合はご承知くださいませ。

ウール着物を解いてみたら 切りじつけ

 

そろそろ娘ちゃんの着物も冬支度をと、私のウール着物を四つ身に仕立て直し始めました。

 

tsupiccoro.hatenablog.com

 

といっても、まだ着物をほどき終わったところです。

 

現在、他にもちくちくと縫っているものがあり、ウール着物は特に急ぎでもないので合間にちょこちょことすすめています。

 

着物をほどくと色々と発見があって面白いので、面倒な作業ですが、意外と好きです。

 

息子くんの被布を作るために、アンティークの紬着物をほどいた時も、仕立て直しの形跡を見つけて「ほほーう。」と、真夜中にひとり楽しんでいました。

 

☟詳しくはこちら

tsupiccoro.hatenablog.com

 

そして、今回もちょっと面白いものを見つけました。

 

☟こちらです。

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身頃の脇縫いの部分ですが、ぽつりぽつりと水色の糸がついています。

 

ほかにも、ところどころ水色の糸が残っていました。表からは決して見えない場所です。これは『切りじつけ』をした糸だと思われます。

 

和裁では、印付けにへらを使います。へらですと、重ねた2枚以上の布に一度で印をつけられますし、表裏同時に印がつくので便利です。慣れれば相当な時短になるだろうと思います。

 

へらで印がつけにくいような生地の場合は、『切りじつけ』という方法を使います。糸でぽつりぽつり印をつけますが、へらと同様で数枚同時、裏表同時に印をつけることができます。

 

ウール生地などは、固くてへらだと印がつきにくいので、切りじつけがよく使われるのかもしれません。

 

私自身は、へらだけでは心もとないので、通常、フリクションペンなどを併用しています。だいぶ非効率的な作業をしていると思います。

 

今回はちょっと切りじつけにでも挑戦してみようかな…(*´з`) 

慣れていないから、余計に時間がかかりそうだけど、何しろ急ぐものでもないので。

何事も挑戦だ!