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着物好きが育てたら、着物好きな娘になったので…

今度は着物好きの息子を育てようと企んでいます。娘に着物を着せたくて、独学で和裁を始めました。子どもの浴衣や着物のことや、着物でのお出かけなどについて書いていこうかなと思います。和裁についてはまったくの独学なので、おかしなところもあると思います。参考にされる場合はご承知くださいませ。

ベビー用の被布を作る Day5:『小衿』を縫う

 

被布づくり5日目は小衿を縫っていきます。

 

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もくじ

 

Day1に小衿の衿付け寸法を書きましたが、小衿をたて衿の位置までつけるか、少し隙間を開けてつけるかによって、衿付け寸法が変わります。

 

衿飾りをつける場合は、少し隙間があったほうがつけやすいかもしれません。

 

市販の被布を見ると、衿が随分大きいものが多いようですので、大きめのぽってりした衿が流行っているのかなーと思います。

 

男児の場合は衿を丸くせずシャツの衿のようにしているものも見かけます。

 

衿の形や衿付け寸法については、お好みで変えてください。

 

私はどうも、衿付け全般苦手です。

 

印付け

表地と裏地の両方に衿の印をつける

※裏地はちょっと印がつけにくいのですが、ここは省略しないほうがよいと思います。

 

小衿縫い

(1) 表地と裏地を中表に合わせ、表地は印の0.2cm外側、裏地は印の内側に待ち針を打つ

 

(2) 衿付け側を残して、表地と裏地を縫い合わせる

※なるべく細かい針目で縫った方がきれいな丸みになります

 

(3) 表返して形を整える

 

(4) 縫い代のカーブの部分にぐし縫いをして糸をひきながらアイロンで縫い代を整える

※縫い代に切り込みを入れてしまってもいいですが、上の方法のほうがきれいに仕上がると思います。

 


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衿付け

衿付けの前に身頃の縫い代に切り込みを入れておくと縫いやすくなります

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(1) 身頃の裏側に小衿を縫い付ける

※衿肩あき付近では衿側を少しゆるめるように縫います。

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(2) 身頃の表側をくける

※(1)の縫い目を隠すようにくけます

 

(3) 小衿とたて衿つけの間を縫い合わせる

※裏地を0.2cmひかえるように表地にくけつける

 

これで、被布の形が完成しました。

後は肩揚げをしてスナップをつければ完成です。

 

 

記事『ベビー用の被布を作る』へのリンク

プロローグ編:

ベビー用の被布を作る アンティーク着物のリメイク

ベビー用の被布を作る(番外編) アンティーク着物を解いてみたら

ベビー用の被布を作る 進捗報告

ベビー用の被布を作る 祝!完成 (*´▽`*)

ベビー用の被布を作る 着せてみた♪

 

6日間完成シリーズ:

ベビー用の被布を作る Day1 (訂正あり) 各部名称、寸法、生地選び、裁断

ベビー用の被布を作る Day2 身頃を縫う

ベビー用の被布を作る Day3 まちを縫う

ベビー用の被布を作る Day4 たて衿を縫う

ベビー用の被布を作る Day5 小衿を縫う👈いまここ

ベビー用の被布を作る Day6 肩揚げ、スナップつけ、背守り(最終日)