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着物好きが育てたら、着物好きな娘になったので…

今度は着物好きの息子を育てようと企んでいます。娘に着物を着せたくて、独学で和裁を始めました。子どもの浴衣や着物のことや、着物でのお出かけなどについて書いていこうかなと思います。和裁についてはまったくの独学なので、おかしなところもあると思います。参考にされる場合はご承知くださいませ。

赤ちゃん浴衣(一つ身)を作る Day7

 

7日目のメニューです。

 

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脇縫い代の始末

脇縫い代は耳ぐけしていきますが、6日目のところでも書いたように『片方が耳じゃない問題』がありますので、左右でやり方がちょっと違います。ちょっと格好悪いけれど、洗濯したときにほつれちゃうと困るので!

 

脇縫い代が耳の場合

(1) 肩まで同じ幅(1.5cm)の縫い代にして折り目をつける。

(2) 後身頃の縫い代はかくしじつけの上ぐらいから、肩を通って、前身頃側に倒した縫い代をは裾上2cmまでぐるりと、待ち針を打ってから掛け針にかけて耳ぐけにする。

 ※前身頃を手前に置いたときに裾が左手にくる場合は逆方向にくけていきます。

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耳ぐけの断面図

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脇縫い代が裁ち目の場合

(1) かくしじつけの下から裾まで、前身頃の縫い代を写真のように切り取る。

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(2) 前身頃の縫い代にかぶせるように後身頃の縫い代を折って、待ち針でとめる。

(3) かくしじつけより上は三つ折りにして待ち針でとめる。

(4) 掛け針にかけてぐるりと裾上2cmまで耳ぐけにする。

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かくしじつけ~裾

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かくしじつけ~肩

※裾上2cmからくけるのは、後で裾をくける時に縫い代を切り取るためです。

 

身八つ口の閂止め(かんぬきどめ)

なぜか好きな作業ランキング3位の閂止めです!身八つ口の補強のために行います。

布の裏側から表側に糸を出して2周し、2本の糸にぐるぐる巻きつけるように糸を通します。最後に最初と反対側の布裏に糸を出して玉止めします。

一応、やり方を描いてみたのですが、画力の限界なので、テキストご参照ください…

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次回は、今度こそ衽付けですよ~。

 

 

記事『赤ちゃん浴衣を作る』へのリンク

赤ちゃん浴衣を作る Day 1 材料と道具の調達

赤ちゃん浴衣を作る Day2 生地の下準備と裁断

赤ちゃん浴衣を作る Day3 胸ひもを縫う

赤ちゃん浴衣を作る Day4 丸み型を作る、袖の印付け、袖を縫う

赤ちゃん浴衣を作る Day5 衽の印付け、褄下をくける

赤ちゃん浴衣を作る Day6 身頃の印付け、脇縫い、かくしじつけ

赤ちゃん浴衣を作る Day7 脇縫い代の始末、身八つ口のかんぬきどめ

赤ちゃん浴衣を作る Day8 前身頃の印付け、衽付け

赤ちゃん浴衣を作る Day9 裾をくける 

赤ちゃん浴衣を作る Day10   衿をつける

赤ちゃん浴衣を作る Day11 衿芯をつける・洗濯止め

赤ちゃん浴衣を作る Day12 衿先止め・衿をくける

赤ちゃん浴衣を作る Day13 袖をつける・縫い代をくける

赤ちゃん浴衣を作る Day14   腰揚げ・肩揚げ・(共衿つけ)

赤ちゃん浴衣を作る Day15(最終日) 胸ひもをつける・紐飾り・背守り