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着物好きが育てたら、着物好きな娘になったので…

今度は着物好きの息子を育てようと企んでいます。娘に着物を着せたくて、独学で和裁を始めました。子どもの浴衣や着物のことや、着物でのお出かけなどについて書いていこうかなと思います。和裁についてはまったくの独学なので、おかしなところもあると思います。参考にされる場合はご承知くださいませ。

こどもの着物を作る 肩当ての付け方

 

四つ身ひとえ着物(浴衣)の作り方全般については、過去記事ご参照ください。

tsupiccoro.hatenablog.com

 

もくじ

 

肩当てを活用して一年中こども着物!

真夏用の浴衣の場合は、暑いので肩当てを付ける必要はありません。

 

初夏や秋など少し涼しい時期に着る場合は、肩当てをつければひとえの着物でも寒くありません。

 

冬は袷(あわせ)着物の季節ですが、ウール地の場合はひとえで作ります。この場合も肩当てをつけてあげるとさらに温かいので安心です。

 

肩当ての生地は、表地と同じ生地か晒(さらし)を使うのが普通です。綿やウールのひとえはご自宅で洗濯すると思いますが、共布や晒ならそのまま洗濯して大丈夫です!

 

表地をうまく選んで肩当てやインナーで温度調節をすれば、夏以外でもひとえの着物で過ごせます。

 

袷(あわせ)の着物が作れなくても、浴衣の作り方さえ覚えてしまえば、一年中子どもに手作り着物を着せることができるのです。

 

襦袢があったほうがさらに着物ライフが楽しくなるので、襦袢の作り方もいずれご紹介したいと思います(浴衣が作れるなら難しくないです)。

 

私は基本的に着物は手縫いですが、綿やウールの普段着着物なら、背縫いなど直線縫いの部分にミシンを活用するのもいいと思います!

 

肩当ての裁ち方

 

四つ身用の肩当ての裁ち方はこちらの過去記事ご参照ください。

 

tsupiccoro.hatenablog.com

 

ちなみに一つ身の場合は、並幅反物の耳が両脇にくる向きで裁断します。

 


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肩当ての付け方

 

背縫いが終わったら、背縫いの縫い代に肩当て布を縫い付けます。

 

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(1) 図のように、肩当て布の後身頃側を左手に置き、着物の身頃を半分に折った状態で背縫いが上になるように重ねて置く

 

(2) 背縫いのきせ山と肩当ての中心を合わせて、待ち針でとめる

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黄色の線が背縫い

(3) 背縫いの0.1cmぐらい上に肩当てを縫い付ける

 

※このとき、背縫い代側は1~1.5cmぐらいざっくりと、表側(肩当て側)の針目は目立たないように小さくする。

 

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よーく見ると、ピンクの矢印のところに縫い目

 

共布なので写真がわかりにくくてすみません。。

 

ちなみに、肩当ての生地は裏が外側に出るようにしています。

 

(4) (3)の糸を切らずに、最後に肩当ての裾側を背縫い代に千鳥がけで縫い付ける

 

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衿肩まわりや両脇の処理はまた後でするとします。

 

追記:

肩当ての裁断や付け方はいろいろな方法があります。

 

下の記事では、ちょっと違うやり方で縫っていますので、こちらも併せてご参照ください。(一つ身の説明もあります)

tsupiccoro.hatenablog.com

 

記事『こどもの着物を作る(四つ身秋浴衣)』へのリンク

こどもの着物を作る アンティークの反物で四つ身の秋浴衣

こどもの着物を作る 四つ身裁断図(並幅反物)

 

 

1ヶ月25記事投稿を目標にしていますが、この記事で今月23記事です。。

あと、二ついけるかなー。がんばろう~。