こどもの浴衣（四つ身）を作る Day5 つまみ衽を縫う・褄下（つました）をくける

初回投稿日： 2018年6月25日

最終更新日：2020年3月8日

★もくじ★

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つまみ衽（おくみ）を縫う

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衽は前身頃の生地をつまんで縫います。

図のように、つまむ幅（縫い代）は褄下の位置までは1cm、それより上側の部分は段々広げていき、おくみ下がりの位置で2.5cmになるようにします。

図は右側の身頃です（左側の身頃では左右反転します）。

前身頃と衽の境界線は布目に平行な直線ですが、おくみ側の線は途中から斜めになります。

つまみ縫いでは、この2本の線を合わせて縫っていきますが、布目と平行な線のほうが縫いやすいので、前身頃と衽の境界線側を手前にして縫います。

そのため、右側の身頃と左側の身頃では、縫う方向が逆になります。

• 右側の身頃：「衽さがり⇒裾」の方向に縫う
• 左側の身頃：「裾⇒衽下がり」の方向に縫う 

(1) 前身頃と衽の境界線が手前にくるように、つまみ縫い代の線どうしを中表に合わせて待ち針を打つ

(2) 前身頃と衽の境界線を見ながら、印通りに縫う

※衽下がりではしっかりすくい止めする。

(3) 縫い代は、0.2cmのきせをかけて衽側に倒す。

※アイロンをかけるときに、フリクションペンで描いた印が消えないように注意してください。

(4) 縫い代を衽にくけつける。

表側から見たところ（きせがかかっているので縫い目が見えない）

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褄下をくける

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(1) 褄下の位置に糸印をつける

※後で衿をつけるときの目印になります。

(2) 褄下くけ代（1.8cm）の印の半分（0.9cm）のところに、指でしごくようにしっかり折りぐせをつける。

(3) 出来上がりの印通りに三つ折りにし、待ち針を打つ。

(4) 掛け針にかけて、生地をぴんと張るようにしながら、糸印の6cmぐらい上までくける。

くけ縫には、くけ台と掛け針を使います。

•  机やテーブルなどにくけ台をセットして、掛け針（洗濯ばさみのような器具）に生地を挟みます。
• 生地をぴんと張って、くけていきます。
• 途中で生地を挟み直しながら、縫い進めます。

くけ台とかけ針

私は、裁縫箱に掛け針をつけて縫っています。

くけ終わりました

衽ができるとだいぶ着物らしくなりますね。

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記事『こどもの浴衣を作る』へのリンク

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子どもの着物（四つ身）を手作り 

こどもの浴衣を作る Day1　生地の下準備・裁断

こどもの浴衣を作る Day2　胸ひもを縫う・丸み型を作る

こどもの浴衣を作る Day3　袖の印付け・袖を縫う

こどもの浴衣を作る Day4　身頃と衽の印付け・背縫い

こどもの浴衣を作る Day5　つまみ衽を縫う・褄下ぐけ👈いまここ

こどもの浴衣を作る Day6　後幅の印付け・脇縫い・かくしじつけ

こどもの浴衣を作る Day7　脇縫い代の始末・身八つ口の閂止め

こどもの浴衣を作る Day8　裾をくける

こどもの浴衣を作る Day9　衿をつける

こどもの浴衣を作る Day10 衿芯を縫い付ける・洗濯止め

こどもの浴衣を作る Day11 衿先止め・衿をくける・共衿をかける

こどもの浴衣を作る Day12 袖をつける・縫い代をくける

こどもの浴衣を作る Day14 （最終日）胸ひもをつける・紐飾り