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着物好きが育てたら、着物好きな娘になったので…

今度は着物好きの息子を育てようと企んでいます。娘に着物を着せたくて、独学で和裁を始めました。子どもの浴衣や着物のことや、着物でのお出かけなどについて書いていこうかなと思います。和裁についてはまったくの独学なので、おかしなところもあると思います。参考にされる場合はご承知くださいませ。

【七五三】こどものひとえ袖半襦袢を作る Day2:背縫い・脇縫い・裾縫い

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このブログではお馴染みの『〇日間完成シリーズ』

 

今回のひとえ袖半襦袢は、ミシンを大活用して、5日間完成でいきたいと思います。

 

2日目は身頃の縫い方(背縫い、脇縫い、裾縫い)です。

 

もくじ

 

印付け

 

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アイロンで消えるので、フリクションペン(色鉛筆)がおすすめです♪

 

 

☟布地の色によって使い分けできると便利です。

 

 

(1) 袖付け、身八ツ口、馬乗りの印付けをする。

  • 袖付け:16.2cm(7~8歳/5~6歳)、14.2cm(3~4歳)
  • 見八ツ口:13cm(7~8歳/5~6歳)、11.5cm(3~4歳)
  • 馬乗り:6cm(7~8歳)、5cm(5~6歳)、4.5cm(3~4歳) 

※馬乗り(横のスリットのこと)の寸法は適当でーす (*´▽`*) ま、こんなもんかと思いますが、自由にスリット入れてください。

 

(2) 縫い代の印つけをする。

ミシンの台にも目盛りがあるので、縫い始めと縫い終わりぐらい、要所のみの印付けで大丈夫です。

 


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背縫い(袋縫い)

Day1 の裁断図の通り、背中心の生地は裁ち目になっているので、袋縫いにします。

 

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(1) 左右の後身頃の背中心を外表に合わせて、待ち針を打つ。

 

(2) 生地端から0.4cmぐらいの深さで縫う(裾上2cmまで/ミシン縫い)。

※後で裾を縫う時に、分厚くなってしまう縫い代を切り取るため、裾上2cmは縫いません。

 

(3) 中表に折りなおし、背縫いの印通りに待ち針を打つ。

 

(4) 背中心を縫う(今度は裾まで縫う/ミシン縫い)。

 

(5) 縫い代を左の身頃側に倒してアイロンがけする。

 

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脇縫い

(1) 前身頃と後身頃の脇を中表に合わせて、①馬乗りの印、②身八ツ口の印、③①と②の中間に待ち針を打つ(縫い代1.5cm)。

 

(2) 馬乗りの印から身八ツ口の印までミシン縫いする(見八ツ口では、しっかり返し縫いをする)。

 

(3) 縫い目を開き、縫い代を倒してアイロンがけする。

 

(4) 身八ツ口~袖つけ~肩にかけても、脇と同寸の縫い代1.5cmで折って、アイロンがけしておく。

 

(5) 要所を待ち針でとめて、縫い代を身頃に縫い付ける。

※生地の耳なので、三つ折りにせず、そのまま縫い付けます。

  

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裾縫い

(1) 背縫い代を、裾から2cmより少し下で切り取る(三つ折りにしたときの厚みを減らすため)。

 

☟浴衣などと同じ要領です。

tsupiccoro.hatenablog.com

 

(2) 後身頃、前身頃の裾を三つ折りにして、ミシンで縫う。

 

☟裾の三つ折り

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☟後身頃の裾(背縫いのところ)

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 衿をつけたら、身頃が完成です。次回は、衿の縫い方です。

 

記事『こどものひとえ袖半襦袢を作る』へのリンク

【七五三】単衣(ひとえ)袖の半襦袢を作る

こどものひとえ袖半襦袢を作る Day 1  寸法・裁断図

こどものひとえ袖半襦袢を作る Day2 背縫い・脇縫い・裾縫い👈いまここ

こどものひとえ袖半襦袢を作る Day 3  衿を縫う

こどものひとえ袖半襦袢を作る Day4 袖を縫う

こどものひとえ袖半襦袢を作る Day 5  袖をつける・肩揚げ