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着物好きが育てたら、着物好きな娘になったので…

今度は着物好きの息子を育てようと企んでいます。娘に着物を着せたくて、独学で和裁を始めました。子どもの浴衣や着物のことや、着物でのお出かけなどについて書いていこうかなと思います。和裁についてはまったくの独学なので、おかしなところもあると思います。参考にされる場合はご承知くださいませ。

夏用の麻の襦袢を改造! 木綿の衿芯をつけてみた

 

夏はやっぱり麻の襦袢が一番!

 

お気に入りの透かし織りの襦袢に綿レースの半衿をつけていましたが、綿レースが盛夏向きではないので、半衿を付け替えます。

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その前に…

この襦袢は、もともと衿芯がついていなくてぺらぺらです。

 

襦袢にはすべて美容衿をつけることにしているのですが…

 

夏物で透けるのに背中に布がついていたらまずいしな~と思って美容衿はつけていませんでした。

そうか、夏物の仕立て衿もちゃんとあるのね。と今更気づきましたが、今回は、昔ながらの分厚い木綿の衿芯をつけてみることにしました~。 

以前、義母から譲り受けた古い長襦袢を、着用は難しそうだったので、解いたときにくっついていたものです。

その襦袢も義母の母(つまり、私から見ると夫のおばあちゃんです)のもので、何しろ古いものなので、衿芯も少し黄ばんでいます。

直接半衿をかけると、夏物なので、衿芯の黄ばみが透けて見えそうです。

そこで、ポリエステルの無地の絽の白半衿があったので、まずそれを衿芯の上にくっつけて、地衿がわりにしようと思います。

さらにその上に別の半衿をつければいいんじゃないかと!

下の絽が透けたら変かな? まあやってみましょう~。

 

さっそく、改造開始です。

 

詳細は省略しますが、

①衿芯を衿の内側にざくざく縫い付ける。首回りをややつり気味に。

②外側は数か所仮止めしておく。

③衿芯の上から内側に半衿をくけつける。

④②の仮止めをとって、衿芯を包むように、外側も半衿をくけつける。

通常、半衿をつけるときに、見えないところは特にくける必要がないのですが、地衿がわりにするので今回はくけました。

 

こんな感じになりました。

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意外にも、衿芯の黄ばみが見えないので、このまま使用できそうです♪ 

無地で味気ないけど。

 

さて、この上にさらに素敵な半衿をつけたいなー。

 

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かわいい金魚さん。

 

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小千谷縮の秋草模様。

どっちにしようかな~。 

 

実はこの2枚は、今年5月に閉店した銀座津田屋さんの閉店セールで購入したものです。

 

105年の歴史がある和装小物専門店で、突然の閉店に、日舞関連の方とかファンの間で衝撃が走ったようです。私はときどき通りすがる程度で、よく通ったお店というわけでもありませんが、銀座の老舗が閉店してしまうのか~と、一(いち)着物好きとしてちょっと寂しい気持ちになりました。

 

www.instagram.com

 

自分はあまり利用しないけど、自分の知らないところで、昔ながらの着物の老舗の世界がどっしりと存在しているんだと勝手に思い込んでいたのですが、やはり後継問題などいろいろあるみたいですね。

 

津田屋さんは新宿にもあって、こちらは健在ですので、そのうち行ってみようかなと思います。

www.tsudaya-shinjuku.co.jp

 

こちらの女将さんが素敵です。

ameblo.jp

 

すっかり話が脱線してしまいました。

疲れたので、さらに上に半衿をつけるのはまた今度にします~。