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着物好きが育てたら、着物好きな娘になったので…

今度は着物好きの息子を育てようと企んでいます。娘に着物を着せたくて、独学で和裁を始めました。子どもの浴衣や着物のことや、着物でのお出かけなどについて書いていこうかなと思います。和裁についてはまったくの独学なので、おかしなところもあると思います。参考にされる場合はご承知くださいませ。

基本の縫い方おさらい① 運針(苦手意識の原因と対策)

 

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運針の苦手意識克服チャレンジ!


 

これまで、浴衣その他の着物を20枚以上は縫ったと思いますが、運針が苦手で、ちゃんとできていませんでした。

 

運針というよりは、指ぬきが苦手だったので、「指ぬきを使わない」⇒「針の持ち方が変」⇒「変な縫い方」という具合だったのです。

 

それなりに綺麗な針目だし!縫うのもそこそこ速いし!とこれまで直す気がなかったのですが…娘がだんだんと針仕事に興味を持ち始めたので、そのうちちゃんと教えられるようにと和裁教室に通い始めました。

 

そのあたりの決意については、こちらの記事に詳しく書いております。

tsupiccoro.hatenablog.com

 

そこで、最近はちゃんと運針らしき縫い方をするようになりました。

 


テキストや動画などでお勉強


 


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運針のやり方については、各種和裁テキストにも必ず解説がありますし、Youtubeなど動画サイトでも多数投稿があります。

 

☟私の愛用の和裁テキスト(DVDつき)はこちら

 

☟和裁士さんが公開している動画なども参考に

www.youtube.com

 

探せば、いくらでも解説や動画がありますね。

 

私自身はといいますと、これまですごく苦手意識があったのですが、和裁教室で先生にコツを教わったら意外とあっさりできるようになりました~。このあたりがお教室で習う良さですね。

 

同じように苦手だな~と思っている方にとって、少しでもヒントになればと思って、以下にまとめてみました!

 


運針がうまくいかない原因と対策


①針の長さが合っていない

  • 手が小さくて指が短い場合、針が長すぎると、持ちづらくうまく縫えません。そんな場合は短めの針を選びましょう!

 

☟意外と違う針の長さ

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☟左は長い針、右は短めの針を持ったところ

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右の短めの針のほうが楽に持てています

 

②指ぬきがうまく使えていない

  • テキストだと、指ぬきの真ん中あたりに針の頭をあてていますが、師匠曰く「指ぬきの横っちょでもいいから、どこかに針があたればいいのよ~」とのこと。①とも関連しますが、自分が針を持ったときに、針の頭がちゃんと固定されれば、場所は気にしなくてOK!

 

☟指ぬきの横っちょにあたっています

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③親指がうまく使えていない

  • 運針は人差し指と親指を交互に前に出しながら進みますが、師匠曰く「人差し指は自然と前に出る人がほとんどだけど、親指は出ない人が多いのね~」。親指を前に進めるのを意識して少し練習すると、だんだんリズムよく縫えるようになります。

 

④左手で押さえる場所が良くない

  • 運針は、左手で布をピンと張って前後に動かしながら縫いますが、このとき、ピンと張った先が縫っていく線上にないと、縫い目が斜めになります。針の先と左手の指先を結んだ線がちゃんとこれから縫っていく線になるように意識しましょう~。

 

☟これから縫う線の先を、左手の親指と人差し指でしっかり持つ

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こちらはイメージ図です(細かい持ち方などは画力の限界のためご勘弁ください)

 

以上、私が運針に対する苦手意識を克服したポイントでした。

 

どれも上手な人にとっては当たり前なのかもしれませんが、苦手な方にとって参考になったら幸いです。

 

やっぱり着物は手縫いが基本ですので、正しい運針をマスターしてサクサク縫っていけるといいですね!