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着物好きが育てたら、着物好きな娘になったので…

今度は着物好きの息子を育てようと企んでいます。娘に着物を着せたくて、独学で和裁を始めました。子どもの浴衣や着物のことや、着物でのお出かけなどについて書いていこうかなと思います。和裁についてはまったくの独学なので、おかしなところもあると思います。参考にされる場合はご承知くださいませ。

立秋を過ぎたら 秋草・虫籠・月のモチーフ

 

もくじ

  

今日は立秋ですね。

まだまだ暑い日が続くと思いますが、着物には少しずつ秋らしさを取り入れたくなります。

一口に秋といっても、9月初旬までの初秋から、中秋の名月の頃、さらに11月頃の晩秋まで季節は移ろっていきます。

初秋の頃でしたら、菊や銀杏、紅葉の柄はもう少し先にとっておきたい気がします。かわりに、秋草や虫籠、お月見などの柄がよさそうです。

 

秋草の模様

秋草の模様は浴衣の柄にもよく使われています。真夏に涼をもたらした後、初秋まで着られます。

秋の七草をちょっとおさらいしてみました~。

 

萩(はぎ)

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 小さな丸い葉っぱが特徴的ですね。

 

帯の柄になるとこんな感じです。

 

 

 桔梗(ききょう)

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つぼみが風船みたいでかわいいです。

 

桔梗は夏帯にもよく見られます。

 

 

こんな感じだともう少し秋らしいでしょうか。

 

 

 撫子(なでしこ)

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優しい印象がやっぱり女性らしくて素敵です。

 

撫子柄ではんなり。

 

 

 女郎花(おみなえし)

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見たことあるような無いような。気づかずに通り過ぎているのでしょうか。

 

 女郎花の帯なんてあるのかなーと思ったらちゃんとありましたよ~。

 

 

藤袴(ふじばかま)

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だんだん難易度があがってきました。

 

まるっとしているのは女郎花でしょうか。こちらは綿絽の浴衣地です。色合いは秋浴衣向きですが、絽なのでひとえの季節まではちょっと無理そうです。

 

 

葛(くず)

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「かずら」と読む場合もあって、ツルのある植物というイメージです。 

 

他の秋草と一緒に。これは葛ではないかと。

 

 

芒(すすき)

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秋ですね~。

 

秋の風が吹いてきそうな帯。

 

 

がんばって、一つ一つ探してみましたが、秋の草花が組み合わさって「秋草模様」というほうが普通ですね!

 

 

 

鈴虫や虫籠

夏なら風鈴の音ですが、秋はやはり虫の声ですね。

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秋草にとまる鈴虫の帯。私はちょっと虫が苦手(*_*)なので、虫さんの柄はとんぼと蝶々限定です。

 

 

虫籠なら風流な感じですね。

 

 

月・兎・お月見

さきほど、秋草に兎さんの帯が登場しましたが、月を連想させるのも秋らしいですね。

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月に兎…かと思ったら、黒猫! よく見たらちゃんと兎もはねてます。

 

 

帯留めもかわいいですね!

 

 

 

 

 

 

兎は縁起物でもあるので、兎の帯留めはコレクションしたくなるほど豊富ですね~。

兎がかわいくないはずがない!

 

いかがでしたか~?

なんだか秋が待ち遠しくなってしまいました!