page contents

着物好きが育てたら、着物好きな娘になったので…

今度は着物好きの息子を育てようと企んでいます。娘に着物を着せたくて、独学で和裁を始めました。子どもの浴衣や着物のことや、着物でのお出かけなどについて書いていこうかなと思います。和裁についてはまったくの独学なので、おかしなところもあると思います。参考にされる場合はご承知くださいませ。

こどものウール着物を作る 裏衿をつける

 

娘ちゃんの四つ身ウール着物づくりもやっとこ衿つけまで来ました。

 

子供の着物とはいえ、年長さんにもなると寸法も大きくなり、だんだん縫うのが大変になってきています。

 

この後、息子の一つ身ウールを縫う予定ですが、随分楽に感じるだろうな~。

 

さて、今回の裁断方法では、衿幅の2倍の幅が取れないので、別布で裏衿を付ける必要があります。

 

なるべくなら、別布を使わずに表地を半分に折って衿つけをしたいのですが、無駄の出ない裁断方法ですと、裏衿が必要になる場合があります。

 

今回はウールの着物なので、裏衿には綿の白生地(表衿と同寸)を使用することにしました。

 

それでは、縫っていきまーす。

 


スポンサードリンク
 

 

 

(1) 通常の手順で、表衿を縫いつける。

 

☟衿付けのしかた

tsupiccoro.hatenablog.com

 

(2) 表衿に衿幅を入れる。

①衿幅を測って、印をつける。

②印の通りに、アイロンで折りぐせをつける。

 

(3) 裏衿と表衿を中表に合わせて待ち針でとめ、(2)の印の0.2cm外側(縫い代側)を縫う。

※0.2cm外側を縫うことで、衿幅に折ったときに、裏衿が0.2cm控えられます。

 

f:id:tsupiccoro:20181213125209j:plain

 

☟裏衿側から見たところ

f:id:tsupiccoro:20181213125237j:plain

 

(4) 三つ衿芯を入れる。

 

☟衿芯の付け方

tsupiccoro.hatenablog.com

 

(5) 洗濯止めを縫う。

※洗濯のときに、衿の中に縫いこんだ衽などがずれてしまわないように、縫いとめておきます。

※通常は、目立たない縫い目で衿に縫い付けますが、今回は、表裏衿どうしの縫い代があるので、そこに縫い付けることにしました。

 

f:id:tsupiccoro:20181213125850j:plain

f:id:tsupiccoro:20181213125924j:plain

f:id:tsupiccoro:20181213125951j:plain

 

(6) 衿先どめをして、裏衿をとじる(くける)。

※衿先どめは、通常の浴衣と同じ縫い方でOKですが、衿先を裏衿にとじ付けるときは、裏衿と同色の糸を使用します。

 

f:id:tsupiccoro:20181213130141j:plain

 

☟衿先どめのやり方

tsupiccoro.hatenablog.com

 

(7) 共衿をかける。

①裏衿側に共衿を縫いつける。

※共衿が耳の場合は、折らずに縫い付ける。

※共衿が裁ち目の場合は、中表に縫い付けて折り返す(ウール生地は硬くて折りぐけがやりづらいので、直接縫い付けることにしました)。

②表衿側をくける。

 

f:id:tsupiccoro:20181213130801j:plain

 

衿つけが終わりました!

f:id:tsupiccoro:20181213130852j:plain

f:id:tsupiccoro:20181213130822j:plain

 

裏衿が付けられれば、広衿の着物が縫えますね~。

 

まだやってみたことないけど、そのうち自分用に広衿の紬の着物でも作ってみようかな!

 

後は、袖をつければ、着物としては完成です♪ 

 

「出来上がったら、クリスマスマーケットに着て行こうね~。」と娘ちゃんに約束しています。あとちょっと待って~。

 

☟今年は、日比谷公園のクリスマスマーケットに行きたい☆彡

tsupiccoro.hatenablog.com

 

がんばるぞ!