page contents

着物好きが育てたら、着物好きな娘になったので…

今度は着物好きの息子を育てようと企んでいます。娘に着物を着せたくて、独学で和裁を始めました。子どもの浴衣や着物のことや、着物でのお出かけなどについて書いていこうかなと思います。和裁についてはまったくの独学なので、おかしなところもあると思います。参考にされる場合はご承知くださいませ。

ついに恐れていたことが…「着物って冬に着てもいいの?」と娘に言われて。

 

f:id:tsupiccoro:20190103154145j:plain

 

昨年5月に始めたこのブログも、毎月25記事を投稿し続けて、ついに200記事に到達しました。

 

普段は、主に子どものために縫った着物のことや、季節ごとに気になる着物の文様などをテーマにしています。

 

何となく、50記事到達ごとに書くことにした随筆風の記事も、今回で4つめになりました。

 

今回は、やっぱりもっと着物を着る人が増えたらいいのにな~というお話です。

 

現在6歳の娘は、着物好きの母親に育てられたせいで、0歳から当たり前のように着物を着て年中お出かけを楽しんできました。

 

でも、残念ながら、それはあまり一般的なことではありません。娘も、そのことにいつか気づくのだろうなーと考えたりもしていました。

 

そして、ついに、この冬。

 

娘ちゃんの新しいウールの着物が出来上がり、「これで着物を着てお出かけできるねー。よかったー。」などと話していたら。

 

ふと、「でも、着物って冬に着てもいいの? みんな冬には着ないでしょ?」と、娘ちゃんがやや不安げな様子で言いました。

 

ショックです。

 

ついに、この日が来てしまいました。

 

「違うよ。みんなが夏に着てるのは浴衣で、着物はむしろ夏に着る人は少ないぐらいで、冬に着ると温かいし、だって、お母さんは冬にも着物着てるでしょう。えーと、えーと (>_<)」

 

すっかり焦って、支離滅裂になりながらも、「着物は冬に着たっておかしくないし、一年中着られるものなんだよ、夏は浴衣を着る人をよく見かけるだけだよ。確かに、子どもは夏に浴衣しか着ない子も多いけど、冬に着る子もいるよ。」

 

と、一生懸命説明しました。

 

娘ちゃん本人は、別に、冬だから着物を着たくないと思ったわけではないようで、「ふーん、そうなんだー。」という感じでした。

 

仕方がないことだけど、やっぱりショックです。

 

何の先入観もなく、純粋に着物を楽しんでくれた日々が終わってしまった気がします (T_T)

 

確かに、着物を着てクリスマスマーケットに行く親子は、ちょっと変わってるのかもしれないけど、お店の人に「七五三ですか?」と訊かれたり。

 

別段冷たい視線を浴びるということはありませんが、ちょっと寂しいなと思います。

 

もう少しだけ、着物を着る人が増えたらいいのにな。どうしてみんなもっと着物を着ないのかな。

 

七五三や成人式に写真撮影のために着るだけなんてもったいない。

 

小さなお子さんがいる方は、普段から子どもに着物を着せたら、何気ない瞬間の着物姿がとっても可愛いですよ。

 

まずは浴衣もいいけれど、春夏秋冬の季節ごとに楽しむ着物もいいものです。木綿や、ポリエステル、ウールなど、洗える着物もたくさんあります。

 

お若い方は、今のうちにどんどん素敵な着物を着て欲しいです。振袖に限らず、若いうちにしか着られないような着物もたくさんあって、羨ましいぐらいです。

 

もちろん、いくつになっても遅いということはありません。私の母は、50歳を過ぎてから着付け教室に通いました。

 

ここぞという時は着物でおしゃれ!というのが楽しいようです。

 

男性も、昭和元禄落語心中のように、洋装にはない和装独特の色気があっておすすめです。

 

このブログを読んでくださる方は、そもそも着物好きの方が多いでしょうから、ここでこんなことを書いても仕方ないのですが…。

 

本当にもう少しだけでも、着物を着る人が増えたらいいですね!